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ふわふわな気分 

旅行と文房具 @YOKOHAMA

(書評)ちょっと今から仕事やめてくる 北川恵海著 最後はスカッとできて読みやすい

書評

会社を辞めたくて読んだ訳ではないけども、雇われて働くことには(主体的でない働き方)疑問を感じるので気軽に移動時に読む本として購入してみました。

メディアワークス文庫だけど文庫賞受賞作とのことで手に取った理由もあります。

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 あらすじ

ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。
 同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。
 なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった―― 

 結果としては自分が思う所にいたったが、ヤマモトという男の会話や文面から主人公の感情や考えがとても良かったと思います。

その中での文言で心に残ったことを書いてみます。

 

主人公が田舎の実家に電話したときの話

仕事に悩み実家に電話してたわいのない会話をしたとき両親は頑張りなさいということは言わず実家に帰る口実を作ったり(東京のケーキが食べたいという)する場面

 

自分が死んでも悲しまないなんて、一瞬でも思ったことを後悔した。

両親が手塩にかけて育ててくれた命を、きっと、血を吐く思いで育ててくれたこの命を、簡単に捨てようとした、自分の愚かさを激しく責めた。

 

誰しもが死にたいと思うことは一瞬ぐらいあるだろうけど、生まれた瞬間の奇跡を考えると仕事云々で死にたいと思ってはいけないなあとつくづく思う文言。

 

笑顔の素晴らしい看護師との会話の中で

 

向かい合う相手の表情は、自分の表情を映し出す鏡だ

 

能面な人達の職場はやはり同じ種類の人達で固まり、笑顔が素敵な人達の周りには自然と笑顔に溢れるということです。

 

上記2点がこの本で良かった(印象に残った)文言でした。内容としては前記しましたが、とても読みやすくスカッとするので、会社を辞めたいなあと思っている人には特に読んでみたらどうでしょうか?

 

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)